南牧村のちょとしたcafe代表

加藤有希

1981年東京都生まれ。20歳のころから環境問題や自然に興味を持つ。2008年、東京練馬に「ちょっとしたcafe PATISSIEReco房」を共同オープンする。近年、群馬県南牧村の暮らしや自然に人に惹かれ、2015年7月「なんもく村のちょっとしたcafe」をオープン。

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私と南牧村

なんもく村のちょっとしたcafeとは?

南牧村の農家の古民家を改装し、東京のちょっとしたcafeからお菓子工房とパティシエ部分を引っ越しして融合させた田舎の南牧村ならではのカフェです。 メニューの多くは、南牧村を中心に、周辺の旬の美味しい野菜や素材をふんだんに使ったしみじみ美味しいランチやケーキを提供しています。 コンセプトは、人と人とのつながりの大切さを実感していただくこと。南牧村を知っていただき、好きになっていただけるようなメニューづくりや空間づくりです。 店内ではゆっくりほっこりとすごすことができますので、自然と移住者や移住に興味のある人が集まってきてきます。

自然農園まほらまの野菜


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たくさんの方に南牧村(なんもくむら)の魅力を伝えたい

わたしは、カタクリおじいさんこと三ツ木昌雄さんと出会い、南牧村に通い続けました。そんな南牧村(なんもくむら)の魅力は、

  1. 自然豊かで自然と共に暮らしている
  2. 美味しい食べものと水と空気
  3. 人があたたかい
  4. シンプルで、日本の繋いでいきたい大切なものがある
  5. 山が近くて、登山や滝めぐりができ、川も美しい
  6. 黒滝山は、何時も風情のある景色と出会える
  7. だんだん畑、石垣が美しい
  8. インターからも近く、東京から意外と交通の便が良い
  9. 春の色とりどりの花が美しく、新緑が気持ち良い
  10. カタクリの群生地がある
  11. 火とぼし 地域の伝統のお祭りがある

hinataプロジェクト

黒滝山紅葉登ハイキングのイベントの様子

黒滝山紅葉登山ハイキングのイベントの様子

南牧村における空き古民家を利用した交流拠点つくり

hinataプロジェクトとは、4年間農家を巡る旅の末、南牧村の古民家へ移住し自然農園まほらまを営む五十嵐亮と、ちょっとしたcafeの加藤有希のIターン者が、村の方々、町の方々、東京の方々にご協力いただき立ち上げたプロジェクトです。

大日向地区の空き家(古民家)を利用して村の発信拠点づくりを行うことを目的として、2015年4月よりトヨタ財団から2年間の助成を受けました。プロジェクトで借りた古民家は「草木萌動」と名づけ、まずは交流人口を増やすこと等、“つなぐ”きっかけ作りを行っています。

自然農園まほらまの野菜

“つなぐ”きっかけ作りのhinataプロジェクト

1階に「なんもく村のちょっとしたcafe」をオープン、南牧村の美味しい素材を味わっていただいたり、南牧村の魅力を伝えていきます。2階には、「自然農園まほらま」が中心となって、村の美味しい切り干し芋など農業体験等ができる暮らしの場所づくりをしています。

都市に販路をつなぎ、『南牧村に行ってみたい』と思っていただけるきっかけとなれるように、していきたいと考えています。

また、お菓子工房やカフェ業務などから若い人の雇用を生み出していきたいです。若い人の雇用を生むことや、交流人口を増やし、より多くの方々に魅力を知っていただき、移住するきっかけのひとつとなればと思います。


自己紹介

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19歳、洋菓子店に勤めはじめ、例えば缶詰を開け、洋梨のケーキを作る。

20歳、テレビの情報番組から東京都のごみ処理埋立地が5年でいっぱいになるということを知り、環境問題に興味を持ち、できることを心がけはじめる。

24歳、休日は友人が立ち上げあげたNPO法人GoodDayの逗子海岸ビーチクリーンに参加をし、楽しく毎回参加するも「自分の住む町でできることはないだろうか」と思いはじめる。

2006年、東京の檜原村の林業の新聞記事をみつけ、「街は森から恩恵を受けているんだ」と感じ、その森を大切にすることを探しはじめる。 東京の森の保全活動に取り組むかわうそ倶楽部との出会いがあり、檜原村に植樹させていただく。

2007年練馬まちづくりセンターの企画がきっかけで、区民に練馬の農の魅力を伝える団体ネリマ・ベジタブル・カフェ代表となる。

2008年4月、東京•練馬に「ちょっとしたcafe PATISSIEReco房」を坂口火菜子と一緒にオープン。人の繋がり、地産地消や国産素材などにこだわってお菓子を作りはじめる。

2009年3月、「日本を元気にするには、地方を元気にしたい」と考えはじめ、4泊5日の田舎で働き隊に参加し、群馬県南牧村を訪れる。その後も南牧村へ行き、村の方々と交流が始まる。南牧村が原動力となり、練馬の農を若者に身近に感じてもらうきっかけづくり「ネリマベジタブルカフェ」の活動を、2010年度2011年度の練馬まちづくりセンターまちづくり活動助成を受け、幅を広げて活動をする。まちづくりの他団体とコラボレーションしていくなどとして、2013年度からは、まちづくり活動助成審査委員を務める。

2013年夏、2014年夏〜秋、練馬の店舗をお休みし、群馬県南牧村にて出張期間限定カフェを行い、東京から南牧村に来ていただくきっかけを作る。 その期間に南牧村に暮らした時、より南牧村の暮らしや自然や人に惹かれ、拠点を群馬にシフトしはじめる。

2015年4月、自然農園まほらまと一緒に立ち上げたhinataプロジェクトがトヨタ財団から2年間助成金をいただき、南牧村の発信拠点づくりをはじめる。

2015年7月17日、草木萌動1階に「なんもく村のちょっとしたcafe」をオープン。訪れていただいた方々に南牧村の美味しい素材や自然を味わっていただき、より魅力を伝えていきたいと日々努める。

【経歴】

高校卒業後、エコールキュリネール国立 辻製菓専門カレッジ卒業。

『西洋菓子おだふじ』『フラッグスカフェ produce by4℃』ケーキ工房『ショコラベルアメール』を経て、

2008年4月20日、友人と共に『ちょっとしたcafe PATISSIEReco房』オープン。ちょっとしたcafe PATISSIEReco房 http://www.patieco.com/

2015年群馬県に拠点を移し、2015年7月17日『なんもく村のちょっとしたcafe』をオープン。

ネリマ・ベジタブル・カフェ代表。

ネリマ・ベジタブル・カフェ http://nerima831.exblog.jp/

練馬区内の「農」を身近に感じられるイベントの企画・運営をしてきた。直売所めぐりやそこで野菜を買うことがライフワーク。美味しいお野菜や生産者さんを紹介することが好き。